栄養ドリンクの歴史

今や、栄養ドリンクのコマーシャルを見聞きしない日はないというほど、たくさんの種類の栄養ドリンクが発売されるようになりました。

現代の栄養ドリンクブームの切掛けを作ったのは、1960年に発売された「グロンサン内服液」でした。
一見、注射液のようなアンプルに入った内服液は、いかにも効果がありそうな栄養ドリンクであることを連想させました。

1962年に発売された大正製薬の「リポビタンD」は、その翌年、巨人軍の王貞治選手をコマーシャルに登場させ、栄養ドリンクブームに火をつけました。
続けて中外製薬の「新グロモント」、エスエス製薬の「エスカップ」、大鵬薬品の「チオビタドリンク」が発売されました。
さらに、1965年になると、非医薬品系の栄養ドリンクのとして大塚製薬の「オロナミンCドリンク」が発売されたのを契機に第1次栄養ドリンクブームが誕生しました。

「オロナミンCドリンク」は、いわゆる清涼飲料水に分類される飲み物でしたが、喜劇俳優の大村昆のCMが話題になり、1年後には初年度の2倍となる3300万本の売上げを記録しました。
1967年になると、「ユンケル皇帝液」という比較的値段の高い栄養ドリンクが佐藤製薬から発売されましたが、同時に味の素の「アルギンZ」や、ヤクルトの「タフマン」、コカコーラの「リアルゴールド」といった非医薬品系の栄養ドリンクも売上げを伸ばすようになりました。
日常の食生活では不足しがちな栄養素を簡単に補うことができる栄養ドリンクは、日本人の健康志向にピッタリ合った飲み物であることが証明されたようです。

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